注文住宅の間取を決めるためには

・注文住宅の間取
これから家族みんなで住む注文住宅ですから、間取をはじめ全員の意見を取り入れたものにしたいと考える方も少なくないです。
しかし、家族といってもお互いの意見が食い違うこともあるので、家族間の話し合いをうまくまとめるためには、どのような希望があるかすべてを出しあうことから始めることが必要と言えます。
また、それと共に現在住んでいる住宅に対する不満点や改善点などを挙げて、譲れない条件は何なのかを出していくのです。
その条件が家の間取り決めをするための判断材料になりますが、譲れないようなら妥協できそうか妥協案を考えてみましょう。

いずれにしても注文住宅の間取を考える時には家族でよく話し合って、みんなの意見をまとめ一致団結することが第一歩です。
それから、暮らしやすい間取にするためには、注文住宅の動線計画も重要になるので、家の中で家族がどのような動きをするのかを確認し考えましょう。
また通風と採光を良くするために窓の配置が大切になりますし、コンセントの数や位置も大事で、考え方をちょっと変えるだけで魅力ある間取の注文住宅になるのです。

・窓を大きくとって空間を広く見せる
特に居心地のよさを優先したいリビングでは、広々とした空間に見せるためになるべく大きな窓を取り付けましょう。ベランダがあれば相乗効果でさらに広く見えます。ただ、プライバシーの問題もあるので、日中も外からの視線をきちんと遮れるカーテンなどを必ずつけるようにしましょう。

・空間をなるべく仕切らない
各部屋を壁で仕切ると、どうしても開放感のない空間になってしまいます。寝室などプライバシーが必要な部屋以外はなるべく壁を作らないことで、広々とした空間を作りだせます。その反面、熱効率が悪くなるため、冷暖房費との兼ね合いをみて壁を作る・作らないを決めましょう。

家族ごとに家を建てる目的や希望する家づくりは違うもの。紹介したポイントを頭に入れつつ、家づくりのプロである建築士にご自身の希望と条件を丁寧かつ確実に伝え、納得いくまで話しあいましょう。